プログラミング言語の選び方
プログラミング言語
プログラミングを勉強する際に「どのプログラミング言語を選ぶか」が重要になります。
JavaやPHP、C言語、JavaScriptなどのメジャーなものから、日本語プログラミング言語ひまわり、Rubyなどのマイナーなものまで、全世界で数百種類以上の言語が存在します。
その中からどの言語を選ぶかは、目的によって変わってきます
今回は、どのような目的でプログラミングを学習するのか、何を軸に言語を選択するかをまとめました。
需要でプログラミング言語を選ぶ
今、需要があるプログラミング言語を紹介します。
需要は「求人」「平均年収」「シェア」の3つの観点で考えたいと思います。
求人
まずは、とある求人サイトの求人数トップ7はこちらです。
1番はJavaが圧倒的に多く500以上の求人があります。JavaはWebから基幹システム、ゲーム、スマホアプリなどさまざまな分野で開発言語として採用されているので、どの求人サイトでも需要が多いです。
単純に求人需要と市場規模で考えれば、Javaは安定した言語です。
2番はWeb開発に欠かせないPHPで、300の求人があります。PHPは世界トップシェアのCMSであるWordPressなどでも使われており、多くのウェブサイトにも採用されているため、今後も需要は安定していると思われます。
最近シェアを広げているのがPythonで、AI開発で脚光を浴びています。
AI開発は間違いなく伸びる市場だと思いますので、Pythonは学んで損は無いと思います。
JavaScriptもサーバーサイド開発環境の充実によってWeb開発全般に活用されるようになり、需要が増えています。
平均年収
求人件数と平均年収は、必ず比例しているわけではありません。求人は少なくても、人手不足の言語や習得が難しい言語の平均の年収は高い傾向があります。
プログラミング言語別、平均年収ランキングはこちらです。
- GO(600万円)
- Scala(600万円)
- Python(575万円)
- Kotlin(575万円)
- TypeScript(575万円)
- Ruby(550万円)
- C言語(538万円)
- JavaScript(536万円)
- PHP(522万円)
求人数ではJavaが圧倒的に多かったのですが、平均年収を見ると、Go言語とScala言語が600万と、非常に高い年収です。
ただ、全体的に500万~600万円で、全体的に差が無いので、どれを選んだら良いかはっきりしないと思います
次にシェアを見ていきます。
シェア
今、エンジニアが学習している言語は以下の通りです
- JavaScript(69.80%)
- HTML(68.50%)
- CSS(65.10%)
- SQL(57.00%)
- Java(45.30%)
- Bash(39.80%)
- Python(38.80%)
- C#(34.40%)
- PHP(30.70%)
- C++(25.40%)
シェアを見ると、JavaScriptとHTMLが非常に高いです。
そしてその二つの言語と組み合わせることで、動くWebアプリを構築できるCSS言語も高いシェアになっています。
Javaも、大規模システムだったりAndroid開発にも使用するため当然高いです。
何をしたいかで、プログラミング言語を選ぶ
個人的にはここが一番重要なところで、「何を作るか」でプログラミング言語を選ぶことが大事だと思います。
まずは、一番わかりやすいものが「スマホアプリ」だと思います。スマホのアプリを作るための言語は、ベースになるOSで異なります。
スマホアプリを作る
Java、Kotlin
AndroidOS用のアプリを開発する時の定番はJava、そしてJavaベースの専用言語のKotlinです。
JavaとKotlinは参考にできる入門書籍やWebサイトがたくさんあるため、簡単なアプリを作成するには最適だと思います。
Swift
iOS、MacOSなどのApple製品で使用できるアプリを作成するための言語です。
まだまだ登場したばかりの言語です。
Webサイトを作る
PHP
PHPは、Webで動きのあるコンテンツを作るための言語として、最もメジャーな言語です。ブログなどで有名なWordPressもPHPで作成されています。
大体のレンタルサーバーに標準でインストールされており、実行環境の準備に手間がかからない点も便利な言語です。
Ruby
Rubyは、日本産の言語で、日本人にとっては多くの言語の中でも、情報を取得しやすく、習得しやすい言語です。
シェアは大きくないですが、現在はWeb開発でRube on Railsの需要が大きく拡大しています。
JavaScript
JavaScriptは、Webアプリ開発において重要な言語です。現在はサーバーサイドJavaScript実行環境や各種のライブラリが充実したことにより、Web開発全般で使われています。
モバイルアプリ開発も可能で、HTML、CSSと組み合わせることにより、インタラクティブなWebアプリが開発できるため、Webアプリ開発には必須です。
デスクトップアプリを作成する
C言語
windows向けのデスクトップアプリ開発言語としてはメジャーな言語です。
大きめなアプリを開発をするのに活用されており、Webアプリの開発でも高速性を活かして使われています。
AI、機械学習
近年急激に市場が拡大しているAI開発・機械学習のプログラムを作るには、PythonかRの2択になります。
他の言語でも作成できますが、この2つの言語には及びません。
Python
AIといえばPythonと言えるほど、ディープラーニングの分野で活躍している言語です。コードの書きやすさや読みやすさが特徴です。
Pythonは多くのOSに対応しており、クロスプラットフォーム開発にも向いています。
今後のAI市場の拡大とともに、期待も高まる言語です。
R言語
データ解析・統計プログラミングとして特化された開発された言語であり、学術や研究の分野で活用されています。
Pythonと比較しても劣らない拡張機能やライブラリが充実しています。RStudioとよばれるIDEがあるため、導入のハードルが低く、機械学習向けのパッケージを導入することで容易に機械学習環境を整えることができます。
正直、付け焼刃で書いた情報のため、よく分からないと思う人がいるかもしれません。
個人的に勉強した言語はJava、JavaScript、HTML、CSS、Pythonです。
Pythonに関しては、スクールに通って勉強してました。
この記事を見ている人で、書籍で学ぶか、Webで学ぶか、スクールで学ぶかを悩んでいる人がいるかもしれませんが、次の記事で「どこで、何で学ぶか」をまとめようと思います。
最後まで見ていただいた方、感謝申し上げます。
これからも何卒よろしくお願いいたします。
またお会いしましょう。